音楽理論

曲が作れない理由を考える④〜ロックとバラードは表裏一体〜

2019年6月11日

こんにちわ。
今回は曲を作るときに苦手なジャンルを克服する一例を書いていきます。

ロックとバラードは共存している』がテーマです。

[toc]

得意、不得意が必ずある

DTMで曲を作っている方が多くなってきました。

新規に曲を作る際、プロジェクトファイルのテンプレートから始めているんじゃないですか?

私は何パターンか新規用のプロジェクトファイルを作っています。

みなさんはいかがでしょう。
例えばテンポ。
初期設定はいくらになっていますか?

テンポで得意なジャンルが決まっている

テンポが100未満と100以上に分けて考えてみましょう。

私の場合は100未満で作る事が多いので『バラード』が得意です。
ちなみに若い頃は100以上で作る事が多く『ロック』が得意でした。

歳のせいでしょうか。衰えを感じているせいでしょうか・・・。

前回の記事では『曲は作るに至るまでの過程が大事』なんて言ってしまいました。

しっかり作る前の土台を固めてから制作に入る。
大事な事なんですが、突如やってくる『スランプ』。
こいつは時間という薬が必要な場合もあります。

バラードしか描けないと、そんに愛に飢えているのかと思われそうですし
ロックしか描けないと・・・それはそれでいいですね。

バラードはロックから作れる(その逆も然り)

なんてことはないんですが、ロックのテンポを落とせばバラードになるんですよね。
バラードのテンポを上げればロックになります。

同じメロディーとコードで例をあげてみます。

バラード(BPM100)

ロック(BPM151)

バラードはピアノのみ、ロックはピアノとベースとドラムで構成しています。

アレンジが必要

ただテンポを変えただけでは聴きづらい曲になってしまう可能性があります。
テンポを変えた場合はメロディー以外を全て作り直すことをお勧めします。

歌詞はそのままでも違和感ないんですよね。
ライブなどで大幅なテンポチェンジした曲をするのも楽しいかもしれませんね。

ロックのテンポを落としてアンプラグドに

普段はバリバリのロックなのにアコースティックギター しか演奏できないステージ。
こんな時の演奏にもってこいですね。

迫力のあるロックサウンドが、大人の哀愁のある弾き語りサウンドに変身です。

ロックのコード進行をマイナーアレンジに

コード進行の明るいロックの場合はマイナー進行に変えることも可能です。

ロックを作ったはずなのにバラードの方がシックリくる。
そんな時もよくあります。

今回はロックからバラードへの派生を書きましたが、様々なジャンルに置き換える事が可能になります。
他のジャンルを覚える必要性を記事にしていますのでこちらもどうぞ。

follow us in feedly
  • この記事を書いた人
  • 最新記事

なる

音楽と映像と写真と料理とお酒をこよなく愛すフリーランスの作編曲家。 バンドやユニット等のアーティスト活動を経て、フリーランスのクリエイターへ転向。 人生についてあれこれ試行錯誤しております。 お仕事のご依頼はお問い合わせよりご連絡ください。

-音楽理論
-, ,

© 2024 NaruIDEA