もくじ
ハードディスクってなに?
って人はあまりいないけどSSDってなに?
ってたまに聞かれますね。
ここでは音楽(DTM)とビデオ編集する上での使い方をご紹介したいと思います。
その前に。
SSDとHDDの違い
HDD
ハードディスクドライブ(hard disk drive)の略。
ディスクが入っていてCDのように回転させて記録するもの(簡単過ぎ)
- 容量が多い
- 値段が安い
- 長期保存に向いている
- 消費電力が高い
- ちょっと音がする
- 衝撃に弱い
- 寿命が長い
容量が多く長期保存できて安い。
最近は14テラなんて出てるんですね、すごい。
映画のDVDが約4Gだとしたら3,500枚分・・・。
SSD
ソリッドステートドライブ( Solid State Drive)の略です。
ディスクではなくメモリーカードみたいなもの(略し過ぎ)
- 読み込みが早い
- ほとんど音がしない
- 衝撃に強い
- 値段が高い
- 消費電力が低い
- 書き込みの限度がある
- 寿命が短い
HDDに比べるとスピードが数倍早いが容量が低く値段が高い。
外付けと内蔵
HDD、SSDはどちらも外付けと内蔵に対応できる。
内蔵とはパソコンの中に装着するタイプ。
外付けはUSBなどでパソコンと繋ぐタイプ。
外付けにする場合は高速転送のできるタイプを選びましょう。
転送速度の早い順にまとめてみました↓
- Thunderbolt 3(USB Type-C)
- Thunderbolt 2
- USB3.1
- USB3.0
- FierWier800
- FierWier400
- USB2.0
- USB1.0
今はThunderbolt 3かUSB3.1が主流ですね。
MacならThunderbolt 3が標準搭載です。
HDDのインチに注意
HDDには2.5インチと3.5インチの2種類のサイズがあり、回転数の違いがある。
これは転送速度にも関わるので注意が必要。
- 3.5インチは一般的に7200rpm
- 2.5インチは一般的に5400rpm
なるべくは3.5インチの7200rpm以上のものを選びましょう。
2.5インチでも7200rpmもあるので良く見て買いましょう。
外付けの電源にも注意
HDD2.5インチやSSDを外付けで使う場合、電源供給の仕方が2種類あります。
- 電源アダプター:コンセントから電源を供給して作動するタイプ
- バスパワー:USBまたはThunderbolt、Fierwierからパソコンの電源を供給して作動するタイプ
家で作業するなら電源アダプターの付いているものを選びましょう。
外で使用するときはバスパワーでも良いがUSB接続の場合、パソコンに負荷がかかり遅くなる可能性があることを覚えておきましょう。
音楽(DTM)とビデオ編集する場合の使い方
SSDをパソコンに内蔵してOSとアプリケーションのみにする
SSDは起動が早く読み込みに向いているため、データを素早く引き出してくれることに専念させてあげましょう。
OSとアプリケーション、それに伴う書類、システムのデータやライブラリなどですね。
動画や曲のデータ、画像などはHDDで長期保存 内蔵or外付け
SSDに比べて読み込みは遅いが、書き込みは早く長期保存が可能。
書き込みの限度がないため、頻繁に書き込み読み込みを行うことが想定されるデータを扱うのに向いています。
動画編集やDTMの楽曲データ、写真やiTunesの曲、テキストデータなど自分の大事なものを保存しましょう。
趣味のデータ保存にも向いています。
内蔵する事ができない場合は、USB3.1かUSB3.0がおすすめですよ。
HDDの回転数と速度についてはこちら↓ かれこれ20年近くDAWに携わっておりますが、最近パソコンの動作が重くなって困っておりました。 そろそろ買い替え時なのかなぁと思いまして。 でも無事に解決したので、書いておこうと! 結論から言うと『ハ ... 続きを見る
DTMや動画編集はハードディスクの回転数(rpm)に注意しよう
音源ライブラリーは外付けSSDへ
DTMで使用するソフト音源の音色データは一括でSSDに保存。
これは読み込みだけを優先にしたもので、SSDならではの高速読み込みが可能に。
Thunderbolt 3 一択。なければUSB3.1
音源ライブラリー用の記事を追加しました。 DAW・DTM環境を整えるのはコントローラーや音楽機材だけではありません。 パソコンで作業する以上、パソコンの補佐的機器も整えてあげる必要があります。 ここでは『パソコンのスペックよりも記憶装置(HD ... 続きを見る
DTMのライブラリ音源専用に外付けSSDは必須アイテム
Thunderbolt 3がものすごい
Macには標準搭載だけど、USBに比べると認知度が低い。
Macユーザーにとっては当たり前なんですけどね。
動画編集で使うデータは今や4Kだから数10〜100GB
DTMで使う音源ライブラリーだって数10GBのデータを読み込むもの。
時間の短縮=ストレスフリーになるんです。
こちら参考までに
まとめ
なぜ使い分けをするのか。
- パソコンの負荷を減らすため
- 大切なデータを守るため
- 作業効率を上げるため
つまり
- パソコンには余計なデータを入れず、十分な力を発揮してもらい
- たとえパソコンが壊れてしまっても大切なデータはHDDで安全保管
- ソフトウェア音源のライブラリデータも持ち運んで使用可能
作業をする上で環境は大事。
自分だけのシステムを創り、最大限に発揮できる環境を。
ということですね。
うちのMacは大切な相棒である。