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DTMや動画編集はハードディスクの回転数(rpm)に注意しよう

2020年11月7日

かれこれ20年近くDAWに携わっておりますが、最近パソコンの動作が重くなって困っておりました。

そろそろ買い替え時なのかなぁと思いまして。
でも無事に解決したので、書いておこうと!

結論から言うと『ハードディスクの回転数に気をつけろ』です。

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ハードディスクのスペックを見よう

Amazonや電気屋さんで何気なく安いの買ってませんか??

年々パソコンのスペックが上がってきているため、動作が重く感じることも減ってきています。
そんな中で急に遅くなったり、カーネルパニック(macでぐるぐるしてるやつ)が長引いたり。

最近の自分の行動をまず疑いましょう。

配線を変更した、新たに何か追加した、HDDを交換した、などなど。

私の場合は5年くらい使い続けてきた500GBのHDDを、4TBに買い替えました。
ところが最近、動作が重くなることが頻繁に起こり困っておりました。

買った商品の履歴を見ましたところ。
スペックの表記が不十分で、品番からスペックを確認してみると・・・

HDDは回転数が異なる

ハードディスク。
ディスクって言うだけあって、CDのように円盤を回して読み書きしています。

さてこのディスク。

実は1分間に回転する回数があるんです。

5400rpm
7200rpm

同じ容量なのにお値段が高いと思ったことはありませんか?
それはおそらく7200rpmだと思います。

この回転数が多ければ多いほど、読み出しや書き込みの速度が上がります

USB3.0にしたから早くなるぞ!
Thunderbolt3にしたから爆速になるぞ!

いえいえ、それ以外にも回転数っていう要素があるのでスペックを見て買いましょう。

それにしてもスペックはきちんと書いて欲しいですねぇ。
安物買いは損をするって言いますし、信用できるショップを見つけるのが吉ですね。

HDDとSSDの違いはこちらをどうぞ↓

HDDのインチで見る回転数の違い

それなら回転数の多いHDDを買えばいいってなりますが、最近のHDDは5400rpmが主流のようです。
動画を見たり、写真を保存したり、事務作業的な記録を保存したりと、回転数が低くても問題なく動作する作業の場合が多いからです。

しかし音楽(DTM)や動画編集の場合は一度に大容量のデータを扱うため、回転数にも大きく影響されてしまいます。

DTMをする場合のHDD選び

音楽作業メイン
3.5インチ、7200rpmの外付けHDDが良いです。
2.5インチでも可能ですが7200rpmのHDDは高価ですし、容量も低いです。

音源はSSD
SSDの場合は回転数という概念がありません。
書き込みよりも読み込み速度が爆速です。

動画編集をする場合のHDD選び

動画編集メイン
3.5インチ、7200rpmの外付けHDDよりもSSDの方が早く安定します。
しかし容量がHDDに比べて少ない上に高価です。
まだまだHDDの方が主流でしょう。

素材の保存
好きな時に読み出すだけならどのHDDでも問題ありません。
安価で大容量のものが良いでしょう。

7200rpm以上のHDDはあまり意味がない

回転数が早くても転送装置のスペックが高くないと意味が薄れてしまいます。

USB3.0を使うなら7200rpmで十分。
Thunderbolt3を使うならSSD、15000rpmのHDDもありでしょうが、7200rpmで十分でしょう。

15000rpmのHDDはかなり高価です。

 

まとめ

・読み書きを同時に行う作業には7200rpmのHDD
・読み込みのみを行うならSSD
・データの保存がメインなら大容量の5400rpmのHDD

といったところです。

ちなみに外付けのケースを別途購入する場合も、見かけだけUSB3.0やUSB Type-C、Thunderbolt3のものを見かけます。
その大体が中華製で、Amazonに溢れているので気をつけてくださいね。

Amazonより値段が張りますが、macをお使いなら秋葉館もおすすめです。
https://www.akibakan.com

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なる

音楽と映像と写真と料理とお酒をこよなく愛すフリーランスの作編曲家。 バンドやユニット等のアーティスト活動を経て、フリーランスのクリエイターへ転向。 人生についてあれこれ試行錯誤しております。 お仕事のご依頼はお問い合わせよりご連絡ください。

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