DAW & DTM

DTMでよく使うリバーブの基本的な使い方とミックスで全体を馴染ませる方法

DTMでよく使うシリーズ第3弾。
数あるプラグインの中でよく使うランキング、といえば

・イコライザー
・コンプレッサー
・リバーブ

が私の中での上位3位に入ります。

今回はその中のリバーブについて書いていこうと思います。

リバーブとは

空間系という種類のひとつで、反射音を生成してくれるエフェクトのことを言います。

残響音という方が分かりやすいですね。
コンサートホールやルームスタジオ、家の中でも起こり、壁に跳ね返ってくる音です。
あらゆる場所で、この残響の効果が発生します。

そんな残響音を生成してくれるプラグインのことを「リバーブ」と呼びます。

リバーブの使い方

種類が豊富でつまみも多いです。
よくある機能の名称から説明して行きます。

・Type(種類)
・Pre-Delay
・Decay Time
・Depth(Size)
・Diffusion
・Early Reflections
・Reverb Level
・Wet/Dry(Mix)

Type

残響を生成する場所を選択できます。
擬似的に残響音を再現してくれるテンプレートが収録されているプラグインは便利です。

・Hall
・Room
・Chamber
・Church
・Plate
・Reverse
・Gated
・Non-Linear
・EchoVerb
・ResoVerb
※Renaissance Reverbより抜粋

Pre-Delay

音がなってから残響が発生するまでの時間や距離です。
建物などの広さを決定します。

Decay Time

発生した残響成分が減衰して消えるまでの時間のことです。

Depth(Size)

建物や部屋のサイズを設定します。

Diffusion

ちょっとややこしいですが、反響音の広がりのことです。
部屋によって反射の仕方が異なりますので、その反響音の密度を再現する時に使います。

Early Reflections

一番最初に反響して聞こえる音のことです。

Reverb Level

残響音の深さを設定します。

Wet/Dry(Mix)

素の音と残響音のミックスレベルを決定します。
Dryは素の音、Wetが残響音です。

リバーブをかける

「リバーブをかける」という行為には2つの掛け方があります。

①先にかける・・かけながら録音する
②後にかける・・録音したものにかける

これは全てのプラグインに言えることですが、先にかけてしまうと後戻りできません。
コンプなどは先にかけて録音することが多いですが、リバーブのかけ録りはやめましょう。

ここでは②の「録音したものにかける」という前提で説明していきます。

「後にかける」方法にも大きく分けて2通りあります。

①直接にかける・・直にかけて出力する
②平行でかける・・別に出力する

どういうことか聴き比べてみましょう。

リバーブなし(と言いつつちょっとかかっています)

これでも特に問題ないですね。
シンセサイザーにリバーブかかっていたものが入っています。

①直接にかける・・直にかけて出力する

全トラック個々にリバーブを直接かけてみました。
モワモワしていて夢の中にいるような感覚になりますよね。

敢えて効果としての使い方であるならOKです。

②平行でかける・・元とは別にリバーブだけのトラックも同時出力する

平行でリバーブをかけています。
素のトラックの音はそのまま鳴っていて、リバーブ成分を別トラックで出力して足しています。

①直接にかける

各トラックにかけてしまうとモワモワします

②平行でかける

AuxとMasterにかけています。

Auxで平行にかける

Aux(オグジュアリートラック)はプラグインなどをまとめて後がけできるトラックのことです。
直接かけることなく、Auxに信号を出力した量だけエフェクト成分を出力してくれます。

Auxトラックの追加方法はお使いのDAWによって異なりますので、お調べくださいね。

Auxに信号を出力する
各トラックにセンドレベルがあり、そのレベルを上げた分だけAuxへ入力されます。

ポイント

Auxトラックを使うことで、プラグインを使う数を削減できる。
CPUへの負担を軽減できる。

メモ

Auxトラックを使うことで、元音のアタック感を損なわずにリバーブを足すことができる。

Masterにかける

Masterは一番最後に薄くちょっとだけかけてあげることで、全体がまとまりやすくなります。

和太鼓を用意してみました。

①リバーブなし

近くで叩いているような生々しい、そして屋外のような感じがしますね。

②Auxトラックのみリバーブ

こちらも近くで叩いているような、でも屋内にいるような感じがします。

③Masterトラックで薄くかける

こちらはどうでしょう?
屋内のホールで叩いているような、そしてちょっとだけ距離感も感じたように思います。

まとめ

使い方はこうじゃなきゃいけない、という縛りはありません。
一つのツールとして正攻法の使い方もあれば、奇抜な使い方も全然ありです。

アイディアのあるミックスは聴いていて楽しいものですし、過去のエンジニアさんのアイディアが受け継がれているんですよね。

DAW付属のリバーブよりも別途購入したものの方が音はいい気がします。
メインのリバーブを持つことをお勧めします。

Wavesは3万円前後のセール中が狙い目です。

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なる

音楽と映像と写真と料理とお酒をこよなく愛すフリーランスの作編曲家。 バンドやユニット等のアーティスト活動を経て、フリーランスのクリエイターへ転向。 人生についてあれこれ試行錯誤しております。 お仕事のご依頼はお問い合わせよりご連絡ください。

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