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賃貸と分譲!音楽家を目指すならどちらが得か

2020年1月16日

音楽でもデザイナーでもなんでもそうですが、クリエイターやアーティストを目指す人たち。
家は買った方がいいのか、借りた方がいいのか。

でも若い頃に「買おう」という選択肢には、中々ならないのではないでしょうか。

私は『早く買っておけば良かったな派』という中途半端な立場なんですけども、分譲目線でブツブツ呟いてみようかと思います。

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分譲と賃貸どちらがいい?

将来といってもざっくりなんですけどもね。
私の場合は「音楽やりたいな」「アーティストになりたいな」って思って始めたワケですが、
どうすればなれるのかが分からないので、手探りで目先のものを追いかけるのが精一杯でした。

気づけばあっという間に時間は過ぎ去っているんです。

今だからこそ思う「アーティストへの成り方」って色々あったんだよなって想うんですよね。
当時は考えもしなかったような様々な道があった。
まぁ若かったし、特に考えもせず闇雲だったんですよね。

逆算して考えていけば、割と掴みやすいものだったのかもしれません。

現在は2020年。
一定のファンがいないとデビューはもちろん、事務所に所属すらできない時代になってしまいました。
育てる事にお金を回せないほど、音楽業界は厳しくなっています。

またアーティストとしての在り方も多様化している昨今、メジャーデビューなんてしなくても良いワケです。
デビューしないほうが自由にやっていけます。
他にもやりたいことがあるなら尚更です。

デビューしたら自由に動けない上に、ライブすらさせてもらえない可能性もあります。
デビューなんかでくすぶってるよりも、今やれることをめいいっぱいやった方がファンが付いてくれるかもしれません。

ふと過去を振り返って見たときに、家を買っておけば良かったなと思ったワケなんです。

分譲と賃貸の違い

やっぱり音楽をやる上で、まず必要だと思うのが防音室ですよね。

普段の生活に音楽をプラスできる住処があること。
いつでも歌えて音が出せて、レコーディングもできたら良いですよね。

なので防音を選択する場合、賃貸は最初から設備のある部屋を探さなければなりません。
音楽大学がある地区には数多くあるようですが、女性専用だったり男性はちょっと割高なケースがあったり。
ミュージションなんていうマンションはオシャレで良い感じです。

賃貸で部屋を防音にする場合は大家さんの許可を取らなければなりませんし、改装なんてそもそもお断りされることがほとんどです。

許可が降りても防音工事は高いです。
自分で防音工事しても結局、音漏れしてしまったら意味がありません。

それなら分譲はどうか。

買ってしまえば自分の家です。
周りに迷惑かけなければ大体OKです。
近隣や管理事務所等へ申請をしておけば、工事も可能です。

私が物件を探した時も、防音室のマンションが多々ありました。
もともと防音設備を施していない物件でも、前に住んでいた方が防音工事をされていた、という部屋もあります。

そもそも分譲は賃貸に比べて作りがしっかりしているため、防音が必須ではない場合もあります。
時間帯で楽器OKだったりもしますし。

流石に打楽器はNGですが。

時間とお金をもっとうまく使いたい

自宅で音が出せないのでスタジオ入ったりカラオケ行ったりします。
さて、月に換算すると一体いくら使っているでしょうか。

1時間千円で1日3時間練習すると、3千円。
週に5日通うと1万5千円。
月にすると6万円もかかってしまいますね。
カラオケなら2万円くらいでしょうか。

音楽はお金かかりますね。

分譲にしてよかったこと

あくまで私の意見なので、一つの参考程度にしてくださいね。

広い

間取りが広く部屋数もある。
寝室や飲食などの生活スペースと、作業スペースを分けられる点。
それだけで効率と集中力が上がったと感じます。

安い

結果的には人生の中で1、2位を争うほどの高い買い物です。
ですが、月々の支払いが安くなります。

もちろん広さや場所を選ばなければ賃貸アパートの方が安いですが、
賃貸マンションで広さを確保したければ、そのほとんどが10万を超えてしまいます。

資産になる

月々支払っていくことで将来は自分の資産になります。
どうせ払うなら、資産になった方が良いと思いませんか?

防音効果が期待できる

賃貸でも防音設備が整っている物件はありますが、家賃が高めです。
アパートでは、スマホのバイブ振動すらも筒抜けだったりします。

マンションだからといって防音効果が高いというわけではありませんが、分譲だと時間帯によって『楽器が可』であることがあります。

リフォームやリノベーションができる

自分の家です。
部屋と部屋の間にある壁をぶち抜いてもOKです。

防音工事してもOKです。
周りに迷惑がかからなければ色々できます。

お金次第です。

結婚と子供

家族がいても、家族ができても家があると迎え入れやすいかもしれません。

分譲のデメリット

固定資産税

1月1日に確定される固定資産税。
家賃以外に毎年支払わなければいけません。
住む場所や地区によりますが、だいたい10万円くらいでしょうか。

修繕積立金

分譲マンションには毎月のローンの支払の他、修繕積立金を支払わなければなりません。

これは補修工事などに使われるお金で、住んでいる人たちが積み立てています。
災害などの被害、劣化など、長く住めるように補修するためには必要ですね。

ローンを支払い終えた後も、毎月かかります。

故障や破損

よくあるのは湯沸かし器が壊れた。
水道管が壊れた。エアコンが壊れた。などなど

個人が専有する箇所の機器の破損や故障は、全て自腹です。
賃貸なら大家さんに言えば直してくれますし、故意による破損でなければ支払う必要はありません。

壊れても直さなければいい、という方法もありますが。

住み替えられない

買ってしまったらローンがありますし、気軽に引越しができません。
先の計画をしっかりと考えた上で購入しましょう。

役員制がある

マンションの方針にもよりますが、お住まいの方が集まる理事会などがあります。
他業者に任せずに自分たちで運営しているところもありますので、順番で回ってくる可能性も。

価値が変動する

資産になるといっても老朽化や人離れ、過疎化など様々ありますが、土地の価値が下がってしまうこともあります。
将来的にどう変わるかを見極めなければなりません。

分譲マンションを検討する方に

購入する前にオススメしたいポイントがあります。

住宅ローン控除

築25年以内であること、耐震基準に適合していることなどの条件がありますが、
10年の間、所得税や住民税が安くなります。

※2019年10月より13年になったようです

ざっくり言うと、その年のローン残高の1%が支払う税金から控除されます。
上限や条件などありますから、不動産に確認してくださいね。

修繕積立金の残金

毎月支払う積立金ですが、これ結構重要です。

タワーマンションとかでよくありますが、入居者が少ないことで積立額が少ないため補修工事ができない。
なんてことがないよう、お目当ての物件の積立額を確認しましょう。

マンションの規模にもよりますが、補修工事するのに億単位のお金が必要です。
お金がなければ修繕もできないため、劣化が進んでしまい資産どころかローンが残ってしまいます。

戸建よりもマンションを

修繕積立にもあるように、家の劣化を抑えるためにも定期的に工事をしなければなりません。
マンションなら共同で出資できますが、戸建は全て自腹です。

ワンルームマンションも有りかも

駅近や都内などの狭めのマンションも良いかもしれません。

購入したからといって住み続けなけらばいけない訳でもなく、貸すことで収入にもなります。
マンションオーナーってやつですね。

注意

とまあ自分勝手に色々書きましたけど、物件によって様々です。
時代の流れで購入よりも賃貸の方が良かったなんてこともあり得ます。

購入は計画的にですね。

よーく考えてください。

家は買うより借りる時代とも言われます。
人それぞれ生き方も仕事も違いますから、自分に合う道はどれなのか。

買った自分が言うのもなんですが、この先も資産価値が下がらないでいて欲しいと願うばかりです。

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なる

音楽と映像と写真と料理とお酒をこよなく愛すフリーランスの作編曲家。 バンドやユニット等のアーティスト活動を経て、フリーランスのクリエイターへ転向。 人生についてあれこれ試行錯誤しております。 お仕事のご依頼はお問い合わせよりご連絡ください。

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