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Fxpansion BFD3 はリアルな生ドラムを追求する人におすすめなドラム音源

2019年7月2日

数ある音源の中で一番リアルなドラム音源といえば『Fxpansion BFD3』。

ドラムの音がリアルなだけで曲に空気感が生まれます。
このBFDでできる事やポイントをご紹介してみたいと思います。

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Fxpansion BFD3

BFD3はリアリティーを追求したアコースティック・ドラム音源です。
打ち込みならではのサウンドではなく、生に近いドラムをお探しの方はBFDをオススメします。

インストール

約55GBの容量がありますので、インストールにはかなりの時間がかかります。
ロスレス・サンプルという技術で55GBの中から155GB相当のデータをストリーミングして再生されます。

本来であれば155GBであったデータを3分の1の容量に圧縮しているため、ディスク容量に優しいですね。

ちなみにこの技術はBFD3からです。
BFD3以前のパッケージをお持ちの方は圧縮する事ができますので、容量削減になりますね。

ドラムセット

BFD3には予め7つのドラムセット(ロック、メタル、ジャズ、ブラシのキット)収録されています。
各パーツを自由に入れ替えて使用可能です。

また読み込んだパーツそれぞれに細かな設定があり、曲に合わせて調整できます。

マイキング

BFD3のドラムキットはレコーディングスタジオの収録のようなマイキングが施された状態で音が出力されます。
ルームマイクやアンビエンスなど、マイクの調整をすることにより、より理想に近づけられるでしょう。

キックとスネアドラムには4本のマイクが設定されており、それぞれ調整可能です。

Groove Editor

結構使えるのがこのグルーヴエディター。

打ち込みのステップ入力だと機械的にピッタリ合わせられたリズムになってしまいます。
入力後にヒューマナイズをかければいいのでしょうが、こちらはプロのドラマーが叩いたデータが収録されています。

わずかなズレが聴いていて心地よいグルーブ感になっていますね。
人工的なズレよりも、人間の感覚を再現できるのは有り難いです。

ドラマーではありませんから、プロの方の微妙な感覚を利用できるのは素晴らしいことですね。

右のリストから選び、使いたいリズムをシーケンサーへドラッグするだけでMIDIデータとして使えます。
そのまま使うも良し、変更するも良し使い方も自由です。

Key Map

Fileメニュー → Load Key Map

以前のBFDバージョンから、もしくは他のドラム音源で打ち込んだデータもキーマップを変更するだけで使用する事ができます。
BFD3へ乗り換えても以前の音源のマップを使用できますので、音源の変更により覚え直ししなくても良いです。

88鍵のキーボードを半分くらい使用するほど様々なショットが割り当てられていますので、BFD3をお持ちの場合はキーマップのBFD3にして使うことをオススメします。

オーディオエクスポート

打ち込んだデータをオーディオへ変換する機能です。
以前エクスポート時にノイズが入る記事を書いていますので、よろしければこちらを参考にしてください。

DIgital Performer 10 ではHost Syncが効かないのでアップデート待ちですかねぇ。

拡張音源ライブラリ

BFDでは様々な音源ライブラリを追加可能です。
ドラムキットを追加、またはグルーブデータを追加可能です。

ビンテージドラムやロンドンのスタジオで収録されたキット、スネアやシンバルだけ集めたパッケージ。
オーケストラ用のドラム『BFD Orchestral』や、パーカッション、歌舞伎、能なんてのもあります。

自分に合ったライブラリを追加拡張できるのもメリットですね。

他のどのドラム音源よりも種類が豊富なので選ぶのが大変です。
Fxpansionのサイト

他社製と比べた場合のデメリット

メリットとデメリットは使う人次第になってくるので『あえてマイナスとして上げるなら』を書いておきます。

・設定箇所が多く自由に変更できるため、使い慣れたとしてもめんどくさい
・ベロシティが反映されやすく、強弱を調整するのが大変(コンプで抑えられます)
・容量が多いため負荷があるかも(簡易的な読み込みも可能です)
・他社より値段が高い(キャンペーン時がオススメです)
・マイクやミキサー、エフェクト類の設定が多い

などでしょうか。

設定などどうでもいいからすぐに打ち込めるドラム音が良い、って人は『Addictive Drums』などが良いのではないでしょうか。
低スペックでも使用できるほど軽いようです。


ついでにこちらもどうぞ。

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なる

音楽と映像と写真と料理とお酒をこよなく愛すフリーランスの作編曲家。 バンドやユニット等のアーティスト活動を経て、フリーランスのクリエイターへ転向。 人生についてあれこれ試行錯誤しております。 お仕事のご依頼はお問い合わせよりご連絡ください。

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