図太い低音とナチュラルな鳴りを奏でるベース音源『Trilian(トリリアン)』。
ベース音源『Spectrasonics Trilian』
上記のYouTubeを見ていただけたら何も言うことないんですが、Trilogyの頃から使い始めてますのでかれこれ10年くらいになりました。
Trilogyの10倍以上の容量、さらにベースだけで34GBほどあります。
収録ベース
エレクトリック・ベース
- 5弦のMusic Man™ Studio Bass
- Fender Jazz Bass®
- Epiphone™ Retro 60’s Bass
- Hardcore Rock 5-string
- Lakland™ Rock P-Bass
- Chapman Stick®
- その他60種類以上
シンセ・ベース
- Yamaha® CS-80
- Cwejman™ Modular
- Moog Minimoog™
- Little Phatty™
- Voyager™
- Taurus™ Pedals
- Korg MS-20
- Oberheim 2 voice
- ARP 2600
- Roland Juno 60/106
- Waldorf Pulse™
- DSI Mopho™ & Tetra™
- Roland TB-303
- SH-101
- Metasonics KV-100 Assblaster
- SE-1
- Omega
- ATC-1
- Novation™ Bass Station
など333種類収録されています。
名機揃いなので知っている人は嬉しいですね。
ベーシストしかり、キーボーディストにも好かれそうです。
Key Switch(キースイッチ)
- Sustain
- Gliss Up
- Slide Down
- Slide Up
- Slide UpDown
- Harmonics
- Staccato
- X-Notes
これらの双方を切り替えて演奏できる。 どうも。 今回はベース音源のTrilianを紹介したいと思います。 ベース音源 Trilian いろんな音源あるけれど、ベースのみに特化している。分厚く迫力のある音で、まさに生の音が詰まっている。 エ ... 続きを見る
キースイッチの設定方法はこちら
ベース音源 Spectrasonics TrilianのKey Switchの設定方法と使い方
ラウンド・ロビン
ラウンド・ロビンとは
弾くたびにサンプルが入れ替わって発音するため、自然な連打音になります。
ベロシティに強弱をつけたとしても、発音される音が同じ音源では機械的に不自然な音になってしまいます。
この機能は、ベースならではの同じ音を連続で発音するルート弾きに最適です。
アップ・ダウンしているような感覚に聴こえます。
内臓エフェクト
エフェクトは32種類ほど装備されています。
あまり使うことはないかなと思いましたが、リミッターやコンプなどはかなり使えます。
音色を選ぶとエフェクトがすでに選択されておりますので、楽曲に合うようにちょっと変更する程度でも良いと思います。
Omnisphereの音源として使用可能
Trilianを立ち上げなくても、Omnisphereがあればライブラリとして読み込んでくれます。
機能もそのまま使える上、Omnisphereの機能がプラスされますので使い方が増えます。
CPU負荷の軽減にもなりますので、場合によって使い分けができるのは良いですね。
個人的な評価
トリリアンの良いところ
- 音が厚く存在感がある
- キースイッチの奏法でリアルになる
- フレットレスやアコースティック・ベースも収録されている
- 5弦ベースも収録されている
- 視覚的に感覚で操作可能なインターフェース
- Omnisohereに読み込み可能
- ピック弾き、指弾き、スラップを選べる
トリリアンのもうちょっとなところ
- 存在感があり過ぎて合わない時がある
- キースイッチにGliss Downがない
- キースイッチを使える音色が限られている
- キースイッチでタイミングを選べない
まとめ
マルチ音源に入っているベースよりも、かなり使えます。
そりゃベース専用音源なんですから当たり前ですが。
存在感があるため、良くも悪くも『あ、Trilianだ』って分かる時があります。
Chapman Stickっていう珍しい?楽器が収録されています。
8弦・10弦・12弦があり、ベースとメロディを演奏できるようです。