音楽理論

楽器を始めるならピアノと歌も一緒に学ぶべき理由

2019年5月23日


経験したことのないものを、あれもこれもと始めていいものでしょうか。
子供の頃だったら『やりたいなら一つに絞ってやりなさい』と、親に言われる確率大ですよね。

ここでは『作編曲するために複数楽器を弾けた方が良い』または『理論を学びたい』人向けに書いていきます。

私はもともとボーカルを担当しており、30歳を過ぎてからピアノとアコースティックギターを同時に始めました。
始めた理由は

  • 曲を作るため
  • 表現するため
  • 伝えやすくするるため
  • 引き出しを増やすため

という目的がありました。
どうせ始めるなら、どちらもやってみようの精神です。
『最初はピアノから』にすると、ギターを始める年齢が遅くなってしまうのが嫌だったからというのもあります。

二つとも基本のコードから始めました。

2つの楽器を同時に始めると道理を掴みやすい

私個人の考えであり、経験上です。
参考になるか分かりませんが・・・。

2つの楽器を同時に始めるメリット

1、自分に合う楽器を比べられる

自分に合った楽器は、始めてみないと分かりません。
ギターを始めたけどベースの方が合っていた、ドラムを始めたけどボーカルの方があっていた。
など、パートを転向したアーティストの方も多くいらっしゃいます。
バンドを組んでも足りないパートがあれば、誰かた補うように一時パートを転向することがあります。
いつしかパートはそのままって事もよくある話です。

2、ある程度弾けるまで鍵盤で理論を学べる

ピアノは弾けば音が出てくれますから入りやすいかもしれませんが、ギターは音が出るまである程度練習が必要です。
ギターは触り慣れないと正しく音が出てくれません。
体(指)で覚えるしかありません。

その間にピアノで理論を学ぶことができますね。

3、コードの習得を補える

ギターに比べてピアノの方が断然覚えやすいです。
黒鍵と白鍵があり、視覚的に弾く箇所(ポジション)が明確に分かること。

ギターもコードの形を覚えてしまえば感覚で弾けるようになりますが、最初から覚えることが多いんですよね。

どちらの楽器であれ、ダイアトニック・コードを全キー覚えてしまえば良い話なんですが
互いに補い合うことができます。

ダイアトニック・コードとディグリーネームは覚えて損はないです。

ギターで弾きやすいキーはA、C、D、E、Gなどでしょうか。
開放弦が多いことから弾きやすさが上がります。

ギターの開放弦へ移調するカポタストはこちら

ピアノは比較的全部のキーが覚えやすいですが、E♭やA♭、B♭が多いように思います。

ギターで覚えたダイアトニック・コードをピアノに置き換えることが可能になります。
またその逆も然りですね。

ピアノを弾いているはずなのに、ギターの指板を思い浮かべることが多々あります(笑)。

3、ピアノとギターの特徴をDAWで表現しやすくなる

曲を作る上でピアノとギターは多く出番があります。
どちらも弾き方・特徴を理解していると、打ち込みに生っぽさを表現できるようになります。

また、ピアノとギターで弾くコードを合わせたり外したりすることで、広がりを持たせることができます。
アンサンブルを確認しやすくなるということです。

4、パートチェンジできる

セッションなどでパートが偏った時に、足りないパートを担当できたら楽しいですよね。
寂しい思いをしなくて済む可能性があります(笑)。

ポイント

ギターだけだと理解しづらかったことが、ピアノもあることで紐解くことができる。
そして理解できれば次に進むことができる。

2つの楽器を同時に始めるデメリット

1、上達度が遅くなる

一番最初のスタートがモタつく程度でしょうか。

2、お金が余分にかかる

形から入りたいところですが、初めてやるならどちらも安いものを買いましょう。

デメリットってあまりないように思います。
むしろ色んな楽器を実際に触って弾いてみることが、良い経験になりますね。

ピアノは全楽器共通の和音楽器

クラシックを学ぶ殆どの人が、ピアノも学んでいます。
今まで出会った音大生やクラシックの演奏者の方達は、担当楽器はそれぞれ違いますがみなさんピアノも弾いていました。

ピアノほど見た目でわかりやすい楽器はないです。
さらに和音楽器であることが重要なポイントだと思います。

サックスやフルートのような単音楽器は、複数人いないと和音になりませんね。
ギターは同じ音が数カ所ある上に、隣り合った音を出すには限りがあります。

特に単音楽器の方はピアノも学ぶことをお勧めします。

歌心を学ぶことが楽器上達の近道である

歌が上手いに越したことはありませんが、プロのように歌えなくてもいいんです。

歌心を楽器に乗せる

歌は詞で気持ちや情景を表現します。
でも上手く伝えることができるでしょうか。

棒読みじゃ聴き入ることができません。

声優や俳優のように聴いてて違和感のないセリフになるまで、もの凄い積み重ねが必要だと思います。
歌も同じく積み重ねが必要ですが、感情の伝え方を学べばいいと思うんです。

感情が高まったときは大きな声で、寂しいときは小さな声、あえて逆もアリですよね。
時には淡々と、そして起伏をつける。

そうやって伝えようとする様が、聴く側にとっては心が動く切っ掛けになるのではないでしょうか。

この歌心を楽器に乗せて弾くことが大事だと思います。

歌の呼吸を表現する

初めて作った人の曲を聴くとよくあることなんですが、メロディーが繋がっていて息継ぎがないんです。
DTMあるあるなのではないでしょうか。

歌の上手い人は息継ぎも大切にしています。
聴いているこちらも、つられて息継ぎしてしまうくらい(笑)。

どこで呼吸をするかを明確に決める。

音を出さない『無音』も演奏の一つだと思います。

大げさにいうなら『無音はセンスだ』と思っています!

まとめ

何を始めるにしても、長く時間のかかる道のりです。
短距離で辿り着こうとするよりも、寄り道で得られるものもある、ということです。

『習うより慣れろ』です。
ギターとピアノとDTMをネットワークのように繋げて考えてみてはいかがでしょうか。

二兎追うものは〜といいますが、得られることの方が大きかったので書き残した次第です。

follow us in feedly
  • この記事を書いた人
  • 最新記事
なる

なる

音楽と映像と写真と料理とお酒をこよなく愛すフリーランスの作編曲家。 バンドやユニット等のアーティスト活動を経て、フリーランスのクリエイターへ転向。 人生についてあれこれ試行錯誤しております。 お仕事のご依頼はお問い合わせよりご連絡ください。

-音楽理論
-,

Copyright© 世間の波に乗りたい、たい焼きおじさん , 2019 All Rights Reserved.