こんにちわ。
DTM環境を構築する上で、便利というか作業しやすい環境作りって大事ですよね。
自己満足な部分もありますが、入魂できるシステムを作る。いや、ほとんど自己満足か。
作業しやすい環境となると、パソコンは据え置きで大きなディスプレイ。
そして、とても持ち運びするには大変な機材になってしまうものです。
今回はデスクトップではなく、ラップトップに特化した環境づくり。
別な環境に赴いてレコーディングをする機材について書いてみようと思います。
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DTMモバイル環境を構築する
パソコンのスペックが向上している昨今。
ノートパソコンが自宅のメインになっている方も多数いらっしゃると思います。
画面が小さいので別のディスプレイと併用するのが一般的ですよね。
機材が増えても置き場所があれば増やしていくことも可能です。
デスクトップとラップトップの違い
そのままの意味ですが、机の上で作業をする用途のパソコンがデスクトップ。
ラップトップは折りたたんで持ち歩きができる用途を目的とした、ディスプレイとキーボードが一体化した携帯型のパソコンですね。
デスクトップのメリットとデメリット
◎大きくて見やすい
◎スペックが高く安定しやすい
◎拡張性がある
◎ハードディスクの増設&外付けが容易
×重くて持ち運びができない
×電源が必要
ラップトップのメリットとデメリット
◎持ち運びが便利
◎短時間なら電源が必要ない
◎環境の変化に対応しやすい
×拡張性に欠ける
×デスクトップに比べるとスペックが低い
他にも挙げられますが、だいたいこんな感じでしょうか。
自宅ではヘッドフォンをつけて作業をしていますよね。
そして大きな音が出せない方がほとんどではないでしょうか。
防音室がない限り、自宅で全てのレコーディングは難しいです。
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ですが、さすがに歌を録れる程の防音まではできておりません。
あえなく歌録りはカラオケかスタジオにておこなっています。
そうなると自宅の環境をそのまま持って行く事は出来ないため、モバイル環境が必要になります。
自宅もノートパソコンメインで作業されている方は、容易に環境を入れ替えできる利便性がありますね。
自宅以外でレコーディングするための必要な機材
iPadでもレコーディングはできますが、ノートパソコンメインで書いています。
かれこれ20年ほどノートでレコーディングをしておりますが、スペックがとても重要です。
お持ちのノートパソコン、または購入しようと考えているパソコンのスペックは必ず確認しておきましょう。
ノートパソコン
スタジオに行く前に、再生と録音を試して確認してみましょう。
もたったり重くなるようでしたら、作っておいたデータを2Mix(ステレオのオーディオデータ)にまとめてしまいましょう。
録音をメインに考え、再生するだけのデータは最小限に抑えることでノイズ等を回避できることがあります。
ハードディスク
最近のノートはハードディスクドライブ(HDD)ではなくソリッドステートドライブ(SSD)が主流です。
このSSDはとても高速で読み込みを行えますが、書き込みに対してはHDDの方が安定しています。
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いくらパソコンのスペックが良くても、ノイズが入ってしまったりコマ落ちしてしまうことがあるため、外付けHDDを用意することをお勧めします。
外付けHDDの方に曲のデータを入れておき、録音もこちらのディスクにセッティングします。
容量も1Tあれば十分かと。
オーディオインターフェイス
ピンキリで様々ありますが、歌の録音だけならモノラル。
マイクを2本使いたいなら2チャンネルのものを選びましょう。
オーディオインターフェイスにマイクプリが付いているものがあります。
また、1万円前後くらいのマイクプリもあります。
私見ではありますが、あまり意味がないので買わなくても良いでしょう。
10万円を超えるようなマイクプリはとても意味がありますが、持ち運びできるようなものではありません。
あくまで簡易モバイル環境と捉え、素直でクリアな音を録音して持ち帰ることを目指した方が良いかもしれません。
と言いつつマイクプリが入っているインターフェイスはフォーカスライトが老舗ですね。
パソコンから電源が供給できるバスパワーだとさらに便利です。
マイク
迷わずコンデンサーマイクですね。
打楽器やエレキギターなどの録音は別ですが、歌やアコギなどはコンデンサー一択でしょう。
コンデンサーマイクを使用する場合は電源供給が必要です。
オーディオインターフェイスに内蔵されていますので、有無の確認をしておきましょう。
ファンタム電源、もしくは+48vと書かれていれば大丈夫です。
歌の場合はポップガードも忘れずに。
吹かれ音(ポップノイズ)の軽減は必要です。
マイクケーブル
ケチってはいけません!
たかがケーブル、されどケーブルです。
安いケーブルはノイズが物凄い乗ります。
ヘッドフォン
密閉型で音が漏れないタイプを持っていきましょう。
スペックが良いノートパソコンだとここが便利
自宅環境で作成したデータをそのままノートに移してレコーディングができること。
先ほども申しましたが、スペックが足りないとノイズ等の原因になります。
オーディオデータをミックスダウンすることでトラック数を減らし、負荷軽減を図れます。
こればかりはスペックがモノを言いますが、何事もケチると良くないなと実感しています。
動画編集できるくらいのノートパソコンであればスペックは十分、と私はみています。
同一DAWで作成からレコーディングが可能
iMacで作成したオーディオデータをそのままMacBookProに移行してレコーディングしています。
さすがにMIDIデータのまま音源を鳴らしながら録音するのは負担がかかります。
録音だけに全神経を向けてあげましょう。
まとめ
ということで今回は出張レコーディングに必要な機材でした。
スタジオは機材が色々使えるので便利ですよね。
隣のスタジオに入っている方が爆音じゃないことを祈ります。
ベースの音って結構入っちゃうんですよね。
カラオケとかで録音するときはマイクスタンドも必要になりますので、荷物が増えちゃいます。
電源供給がいらない機材を揃えると荷物も少なく軽くなりますね。